この本は、外国にルーツを持つ子どもたちが、地域のボランティアスタッフや子どもたちの家族と共に、日本語を使って、あるいは母語を生かして、楽しみながら生きたことばを獲得していくことを目的とした活動集です。
私たちが大切にしている2つのこと、
◎
親子参加型、親のことばや文化に触れること
◎
体験を軸にした、意味のあることばの獲得
これらを基本にして活動してきたこれまでのプログラムの中で、「楽しかったー!」「またやりたい!」と感じ、皆さんの役に立つのではないかと思った内容をまとめました。
私たちの活動には、教科書がありません。目の前にいる子どもたちにとって必要なことは何か、という視点で、子どもたちを取り巻く人々、もの、環境、全てを素材にしています。それぞれの地域で、それぞれの子どもたちに合うような形を考えていくことが大切であると、私たちは考えています。その中で、この活動集が少しでも皆さん地域に応じた活動の参考になり、お役に立てれば、本当に嬉しく思います。
(「はじめに」より抜粋)
<目次から>
1.
科学 べっこうあめを作ろう (なにいろに変わるかな?)
2.
国際 地球〜人・もの・ことばのつながり (地球を表現してみよう)
3.
創作 お菓子の家をつくろう (体験!絵本の世界)
4.
ことば さあ 見つけよう (どこにあるかな?宝探し)
5.
数 重さ比べ (100gってどのくらい?)
など、14項目掲載しました。
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